シンボルロード整備事業は、各都市や地域の環境や歴史の特性を活かし、快適で個性的な道路空間を地域社会のシンボル街路として整備することを目標として、1984年度に当時の建設省が創設した事業である。
所在地: 千葉県浦安市美浜区 発注者: 浦安市都市整備部 調査・設計: 愛植物設計事務所 施工期間: 1987年10月~1991年3月
左:整備後約10カ月後(1992.05) 右:整備後14年後(2005.08)
当初から、浦安市にとって<シンボル>とは何かについての議論がなされてきた。その結果、市域の4分の3を埋め立てによって生み出した浦安市にとって最も不足している‘みどり’を市域の<シンボル空間>として計画することで合意。これを受けて以下のような考え方で計画した。
浦安シンボルロード整備計画平面図
以上の手法によって完工してから2009年で18年目を迎える。現在は市域の緑の骨格として市民に親しまれているが、さらに風格のある緑の骨格とするためには、全体の目標像の確認とメリハリをつけた緑の管理の実践が必要である。
標準断面図