本計画地は、旧国鉄新橋操車場跡地最北端の最も銀座側に位置する。日比谷公園や浜離宮との緑のつながり、海風(潮風)とビル風に対する配慮、季節感やボリュームなど修景的な要点をふまえた植物種の剪定、などをコンセプトとして、緑を含めた外部空間の計画・整備を行った。竣工後も“コンセプトに基づく緑景観の熟成”を目指し、日々メンテナンスに取り組んでいる。
所在地: 東京都港区東新橋 発注者: 三井不動産、アルダニーインベストメント、松下電工 建築設計: Kevin Roche and Associates・日本設計 外構コンサルタント: 愛植物設計事務所 植栽管理:イビデングリーンテック
潮風と強風に耐える常緑性の緑を主体とし、緑量のある在来種で構成された旧駅舎前の緑
汐留という臨海地の超高層ビルに囲まれた再開発区域という環境から、以下のような主要な課題が挙げられた。
主要な課題を踏まえて、以下の植栽設計方針に基づいて計画を進めた。
敷地周辺の緑のつながりと敷地内で収斂される強風
強風を拡散・減速させるため緑量のある常緑樹を風道へ配置
復元された旧駅舎エントランス周りの緑
樹群とともに、季節感のある多彩な地被・草本類を導入